<埼玉県川口市で放課後等デイサービス「このこのリーフ川口」を運営する木下代表に、事業への想いを伺いました!>
——木下代表は、どのようなご経験を経て、現在の事業に至ったのでしょうか?
木下代表: 福祉業界に身を置いてから15年になります。最初は高齢者向けの介護施設で働いていましたが、その後「このこのリーフ」の本部に勤務し、療育について深く学びました。教室の運営に携わる中で、どうすれば利用してくださる皆さまに心から満足していただけるか、常に考えてきました。その経験が今に繋がっていると感じています。
——「その子」との出会いが教えてくれた、公平な社会への願い
木下代表: あるダウン症のお子さんとの出会いが、大きなきっかけです。その子と接する中で、障がいの有無に関わらず、誰もが自分らしく輝ける社会を築きたいという想いが強くなりました。
「すべての人が公平なスタートラインに立てる社会をつくりたい」。その信念のもと、子どもたちが自分らしさを育むことができる場所として、この「このこのリーフ川口」を立ち上げました。
——「学校の先」を見据えた、自立を育む専門的な支援
木下代表: 特別支援学校に通うお子さんを専門にお預かりしています。学校での学習は家庭学習を基本とし、ここでは「身辺自立」に特に力を入れています。お子さんが将来、一人で生活できるようになるためのスキルを身につけてほしいと願っています。保護者の方がいなくても、安心して自分の力で生活できる力を育んでいきます。
——日々の支援で大切にしていることは何ですか?
木下代表: 一人ひとりの子どもにとって、「自分らしい過ごし方」を見つけてあげることです。ここでは、テレビやタブレットといったデジタル機器は置かず、学校や家庭とは違う環境を意識して提供しています。
そうすることで、普段は見せないような、いきいきとした表情を見せてくれるんです。例えば、初めて来た時は表情が硬かった子が、今では自然と笑顔を見せてくれるようになったり、最初はお友だちやスタッフにあまり接してこなかった子が、自分から近づいてきてくれるようになったり。こうした変化は、私たちにとって何よりの喜びです。
「このこの」という名前も、子どもたちから自然に出てくることが多く、「行きたくない」という言葉はほとんど聞きません。送迎の際にスタッフの顔を見ると、自分から駆け寄ってきてくれる姿を見るたびに、保護者の方もとても喜んでくださいます。
——自由時間を長く設けているのも、こだわりの一つだそうですね。
木下代表: 学校生活では、どうしても時間や行動が制限されがちです。だからこそ、ここでは約1時間の「自由時間」を設けています。学童館のように、スタッフは見守りに徹し、子どもたち自身が自由に遊べる時間を大切にしています。
お友だちやスタッフと一緒に笑い合って遊ぶ姿は、まさにこの時間ならではの光景です。家では見せないような、ありのままの表情を見せてくれるんですよ。
療育プログラムについても、今日明日で結果を出すのではなく、最終的に全員がそれぞれのペースで同じゴールにたどり着くことを目標にしています。歩むスピードは違っても、目指す高さをみんなで共有できれば、それでいいと考えています。
——最後に、保護者の方へメッセージをお願いします。
木下代表: お子さん一人ひとりに寄り添い、その子らしい成長を全力でサポートします。学校や家庭とは違う場所だからこそ生まれる、いきいきとした表情や行動を、私たちは大切にしています。
お子さんの成長を温かく見守り、支えるご家族の皆さんと、チーム一丸となってお子さんの未来を育んでいきたいと思っています。「ここなら安心して預けられる」と心から感じていただけるよう、スタッフ一同、誠心誠意向き合います。ぜひ一度、お気軽に見学にいらしてください!
木下代表が運営する「このこのリーフ川口」はこちら!⇩
(URL) https://www.iku-den.co.jp/details/50967/