放課後等デイサービスのホームページ作成ガイド！費用や必要な掲載情報をわかりやすく解説

放課後等デイサービスを運営している方や、これから開業を考えている方の中には、『ホームページは作るべき？』や『どうやって作ればいいの？』といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、放課後等デイサービスのホームページを作成する目的や、その具体的な手順、さらに利用者にとって見やすく分かりやすいホームページを作るためのポイントを分かりやすく解説します。

放課後等デイサービスでホームページを作成する目的とその重要性

放課後等デイサービスがホームページを作成する主な目的は、インターネットを通じて「施設について詳しく知りたい」と考える人々に向けて、情報を効果的に発信・公開することです。
例えば児童の保護者の「支援プログラムや利用料金を知りたい！」といった疑問に答える情報を提供することで、利用申込へと繋げることが期待されます。
また相談支援事業所に対しては、支援プログラムや空き状況に関する情報を公開することで、児童を紹介してもらいやすくなることが目的です。

放課後等デイサービスのホームページに掲載すべき情報

放課後等デイサービスのホームページでは、以下のような情報を掲載することが重要です。それぞれの項目を充実させることで、利用者や関係者に信頼感を与え、施設選びの参考にしていただけます。

掲載内容とそのポイント

会社の理念や事業所のコンセプト
会社の理念や事業所の方向性を明確に伝える情報を掲載しましょう。
支援プログラムの内容
提供する具体的なサービス内容を紹介します。プログラムのイメージを伝えるために画像を活用するのがおすすめです。また、令和6年度の報酬改定で、支援プログラムの作成・公表が義務化されたため、ホームページに必ず記載してください。
1日の流れ
平日・休日のスケジュール例や、年間イベントの概要を掲載します。画像を使用することで、施設での活動を視覚的に伝えることができます。
利用料金
利用料金を明確に記載します。おやつ代や創作活動費など、利用者負担となる費用についても具体的に説明しましょう。
スタッフ紹介
スタッフの職種や仕事内容を記載し、顔写真を掲載することで親近感を持ってもらえます。
事業所の基本情報
住所、電話番号、メールアドレス、アクセス方法、地図などを記載します。特に問い合わせの電話番号は目立つように配置すると効果的です。
営業時間、定員、送迎の有無
営業時間や営業日、定員、送迎サービスの有無について詳細に記載しましょう。
サービス提供地域
提供地域の範囲を明確に示します。
自己評価結果
「事業者向け放課後等デイサービス自己評価表」や「保護者等向け放課後等デイサービス評価表」を掲載します。指定された期日までに公表しない場合は減算対象となるため、注意が必要です。

ホームページ制作の手順と方法

放課後等デイサービスのホームページを作成するには、大きく分けて2つの方法があります。

自分で作成する方法
ホームページ制作会社に依頼する方法

自分でホームページを作成する場合の手順

自分でホームページを作成する場合、時間や労力は必要ですが、費用を抑えられるというメリットがあります。以下の手順に沿って進めることで、効率的に作成が可能です。

1. 記載内容を整理する

最初に、ホームページに掲載したい項目や内容を考えます。
開業前に必要な情報と、開業後に追加する情報を分けて整理し、公開する内容を決定しましょう。

2. CMSの選定

WordPressなどのCMS（コンテンツ管理システム）を利用することで、簡単にWebサイトの作成や編集ができます。特に初心者にはおすすめです。

3. ドメインとサーバーの準備

ホームページを公開するには、Webサイトの住所にあたる「ドメイン」と、情報を保管する「サーバー」が必要です。
ドメインとサーバーは多くの企業が提供しており、料金は月額数百円～数千円程度とさまざまです。

4. デザインの作成

ホームページのデザインは専門知識が求められるため、テンプレートの活用がおすすめです。
WordPressでは、無料のデザインテンプレートが豊富に公開されているので、それらを利用すると手軽に作成できます。

5. コンテンツのアップロード

準備した文章や画像をページごとに整理し、CMSを使ってアップロードします。
CMSの機能によってはHTMLの知識が必要な場合がありますが、多くのツールでは簡単な操作でコンテンツを公開できます。

ホームページ制作会社に依頼する場合の手順

制作会社に依頼すると、自分で作成する場合に比べて費用は高くなりますが、デザイン性の高い仕上がりや、手間や時間の削減といった大きなメリットがあります。以下の手順で進めるとスムーズです。

1. 掲載内容を整理する

ホームページに載せたい情報を項目ごとに書き出します。
情報量やデザインのクオリティによって予算や依頼先が変わるため、掲載する内容とそのイメージを具体的に考えておきましょう。

2. 予算を決める

制作費用は数万円～数十万円と幅が広いので、初期費用と月々の運用費を含めた予算を決定します。予算に応じて依頼する制作会社を選定する目安になります。

3. 制作会社を選ぶ

インターネットなどを活用して候補となる制作会社を数社選び、打ち合わせを行います。
この際、デザインの提案や見積りを依頼し、内容や費用を比較した上で依頼先を決定しましょう。

見やすいホームページを作成するためのポイント

ホームページは、誰でも快適に閲覧できるよう、分かりやすく作成することが重要です。以下では、見やすさを重視したホームページを作成するためのポイントを紹介します。

1. 文字を大きく設定する

小さな文字が多く並ぶと、読みづらさを感じる人が増えます。誰でも読みやすいように、文字サイズを適切に調整しましょう。

2. 文章を簡潔にまとめる

長い文章は読みづらくなるため、内容を簡潔にまとめることが大切です。以下の工夫を取り入れることで、情報を分かりやすく伝えられます：

見出しを使って要点を整理する
箇条書きを活用する
表を使って情報を視覚的に整理する
画像や動画を効果的に使用する

3. 問い合わせ先を目立つ場所に配置する

ホームページの重要な目的のひとつは、保護者や関係者からの問い合わせを促進することです。問い合わせ先が分かりづらい場所にあると、利用者はなかなか連絡をしてくださいません。
トップページの上部など目立つ場所に、問い合わせ先を大きく分かりやすく設置しましょう。

ホームページ作成にかかる費用

ホームページ作成に必要な費用は、方法によって大きく異なります。

自分で作成する場合
費用は数千円～数万円程度に抑えられます。必要な経費としては、ドメインやサーバーの契約料、場合によっては有料のテンプレートやプラグインの購入費が含まれます。
制作会社に依頼する場合
費用は数万円～数十万円と高額になる傾向がありますが、プロによるデザイン性の高い仕上がりや、時間や労力の節約といったメリットがあります。

予算や目的に合わせて、どちらの方法が最適か検討しましょう。

まとめ

この記事では放課後等デイサービスにおけるホームページ作成の必要性や方法、費用についてご紹介しました。ホームページは保護者様や相談支援員の方々に施設の魅力を伝え、信頼を築く重要なツールです。本記事が、皆様のホームページ作成に役立つヒントとなれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。