<保護者様ケアに力を入れる放課後等デイサービス「はぴくる・Kids」を運営する天野代表へのインタビューです!>
——天野代表は、ご自身も当事者でいらっしゃると伺いました。
天野代表
はい。私自身、発達に問題を抱える子どもの保護者です。実際に経験してきた中で感じたのは、子どもの支援も大切ですが、一番の課題は「親御さんのサポート」だということです。
そこで、はぴくる・Kidsでは他の施設以上に踏み込んだ形で、家族療育・保護者支援に力を入れています。
——なぜ、そこまで保護者サポートを重視しているのでしょうか?
天野代表
発達の特性は遺伝的な要因もあり、保護者の方にも少なからず同じ特性がある場合があります。今の親御さん世代は、子どもの頃に療育を受けられなかった人がほとんどです。そこが大きな課題なんです。
親に余裕がなければ、子どもへの良い声かけや適切な関わり方はできません。だからまずはお母様方のケアを行い、同時にお子さまへの声かけや関わり方を学んでもらいます。
——声かけの重要性について、もう少し教えてください。
天野代表
運動や言語、手先の器用さのトレーニングは施設で行いますが、「声かけ」はご家庭でもできるし、やっていただく必要があります。
ただ、つい怒ってしまうこともありますよね。発達に特性のある子どもたちは、すぐに気持ちを切り替えることが難しい場合が多いので、怒るだけでは伝わりません。そういうときにどんな声かけをすればいいのか、具体的にお伝えしています。
——具体的には、どのような声かけや関わり方を提案しているのですか?
天野代表
たとえばお風呂に入る場面で、お母さんが「行きなさい」と怒る役になり、ご家族の別の方が冗談を交えて促す役になる——こうした役割分担です。お母さんだけで抱え込むのではなく、お父さんや祖父母など第三者にも子育てに関っていただくことが大切です。
寝る時間、ごはん、友達とのけんか、物が欲しいときのかんしゃく……そういった日常の“困った場面”での声かけ方法を一つひとつ伝えていきます。
——はぴくる・Kidsで目指していることは何でしょうか?
天野代表
週3回程度の通所をおすすめしていますが、来所するだけでは不十分です。ダイエットと同じで、残りの6日間何もしなければ成果は出ません。ご家庭でも継続して声かけや関わり方を実践してもらうため、そのためのサポートと教育を提供しています。
最終的には、お母さん自身の認知や対応力を広げ、家庭全体で子どもを支えられる環境を作ることを目指しています。
——最後に、保護者の方へメッセージをお願いします。
天野代表
子どもへの支援と同じくらい、保護者様への支援も大切です。もし日々の関わりに悩んでいる方がいらっしゃれば、どんな小さなことでもご相談ください。一緒に、家庭でも続けられる支援を考えていきましょう!
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